nao's 思考整理ログ

エンジニアとしての成長メモ

【大学受験生必見】英語長文読解力の鍛え方

 

中澤の難関大攻略徹底英語長文読解講義

中澤の難関大攻略徹底英語長文読解講義

 

 

大学入試で一番のネックとなる科目が英語でしょう。今回は英語の読解力を鍛える方法を伝授したいと思います。

僕は一度大学受験で失敗し、一年間浪人しています。そこで僕が考え抜いた英語の勉強方法、特に英語長文の読み方や読解力については当時結構自信があり、よく東大の赤本の英語を解いていました。(※ブログ主は東大生ではありません)

私大の英語長文の攻略法について4つに分けて書いていきます。

 

まず、大学入試の英語長文では①空欄補充問題、②下線部一致問題、③選択肢正誤問題、④文章主旨一致問題などがあげられると思います。

①~④までの問題の解き方についてざっくり解説しようと思います。

(今回は①について書いていきます。)

 

①空欄補充問題

これについては単語を補充する問題や短文を補充する問題があると思いますが、どちらも本質は同じです。

この問題で問題作成者が求めているのは、『このへんの文章は読みにくいからしっかり読解できているか?』というものです。なぜ読みにくいかというと、構文が複雑であったり、一部受験生にとってわからない単語が含まれているとか、この文章全体を理解していないとわからないようになっているからです。特に文章全体やパラグラフ全体を理解していないと空欄がわからないような問題は難関私大の問題では多く登場します。

 

解法1 その空欄の周辺を構文に分けて精読します。

He concludes more controversially , I suppose, that video games and books represent two very (        ) forms of learning, both of which are necessary.  (慶應商 2011)

 

the answer is : (        ).

1 minimal     2 different    3 guided    4 anxious

 

適当に慶應の問題を抜粋して解いていきます。

構文に分けて精読するというのはどういうことかというと、ペンで( )や[ ]などを書いて自分で読みやすく切り分けるということです。

僕だったらこの文を

 He concludes ( more controversially),< I suppose>, [that video games and books represent two very (        ) forms of learning,( both of which are necessary)]. 

 

僕の中でカッコに分ける際、頻繁に書くのでルールを決めていました。

< >はあってもなくてもいいところに書くものです。よく , ,このようなカンマで囲われた文は読まなくてもいい文であったり、なくてもいいような意味のものが大半です。

( )は more controversially や both of which are necessaryなどの、追加的な意味を持つ文章に書いていました。特に付加疑問の which、where や thatの部分であったり、これらが省略されていた場合でも書きました。特にどこからどこまでかかっているのか?が大事ですからそこをよく吟味しましょう。

[ ]はthat 構文ででこからどこまでかかっているかわかりやすくするために書きました。※付加疑問文ではなく、that 構文であることに注意。

 

こうやってカッコで分けると文章というのはどんなに難解であってもSV構文ばかりなんです。試しにSVで分けてみるとわかりますが、

  He(S) concludes(V) ( more controversially),< I suppose>, [that video games and books(S) represent(V) two very (        ) forms of learning,( both of which are necessary)].                              

 

こんな感じでざっくり分けると大きくSVだけで構成されているのがわかります。

Oなどの目的格の部分は省略してかまわないと思います。

 

 こうやって分けてざっくり日本語訳すると

 

「彼は、より対照的に、私の予測ではあるが、ゲームと本は二つのとても(  )な学習法を表していると述べています。しかもその二つともが必要不可欠なものです。」

 

はい、多分正確に訳したらもしかしたら違うところもあるかもしれませんが、こんな感じだと思います。

 

 解法2 問題にされている文章の主旨を理解し、パラグラフを理解すること。

 

この問題にされていた文章は、『ゲームをすると意外と頭が良くなるという実験結果が出ましたよ。皆さんゲームをするとバカになると思うでしょう?実は違うんですよ~。』というような内容でした。

それでこの問題文のパラグラフは、【本とゲームでの人間の学習の仕方】について書かれています。

 

実は空欄補充問題というのは問題にされている文を構文に分けて、文章の主旨を理解していればたいてい解けるようになっています。

問題作成者は受験生が『この文章が理解できているかな?この文章の中のこのパラグラフでは何が言いたいか理解できているかな?この構文がややこしい文が読めたかな?』というようなことを確かめるためにこの問題を作っています。

特にこの文章の中でのこのパラグラフを理解するのに重要な単語が埋められるかというような問題が多いのが特徴です。

 

ちなみにこの問題の答えはでした!

『彼は、より対照的に、本とゲームの二つの異なる学習方法について述べています。』

ピッタリ意味が通りますね。このパラグラフで筆者が言おうとしていることはゲームと本の人間の学習方法の違いについてです。そうとなれば当然パラグラフの冒頭に本とゲームの二つに異なる学習方法があることを彼(論文を発表した博士)が述べていることを書く必要があるので、ここの( )には different を入れて置くのが正解でしょう。

 

私大はこのように選択肢に分けていますが、皆さんはこの選択肢に頼らずに問題を解くことをおすすめします。どうしてかというと、選択肢に頼った解き方をしているとどうしても肝心な文章の読解力を鍛えることができないからです。問題作成者は皆さんに文章をしっかり理解できたかを問うために様々な工夫をして問題を作ります。

ということは、皆さんは英語の文章を理解する力をつけていけば解けるようになっているんです。小手先のテクニックも当日の模試や試験では有効ですが、基本的にこんなことに頼らなくても解けるようになろうとしましょう。そうしたらきっとどんなイレギュラーな問題にも対応できるようになるはずなんです。

 多くの受験生はここに気づかない子が非常に多い!

 

 ということで、皆さん英語の勉強頑張ってくださいね~ (^^♪

 

 

中澤の難関大攻略徹底英語長文読解講義

中澤の難関大攻略徹底英語長文読解講義

 

 ちなみに長文読解に関してはこれがおすすめです。他の参考書はいりません。これと赤本または青本だけで十分です。