nao's 思考整理ログ

エンジニアとしての成長メモ

SIerが悪名高いのはどうしてか?

SIerが悪名高いのはどうしてか?

SIerはどうして最悪だと言われているのか?

 

皆さんもお分かりだろうが、IT業界というのは、1970年代からある会社が多く、そういった会社はよくSIerと言われ、大規模な会社が多い。

 

しかし、そういった50年近く存続しているような安定した会社がくそだと言われてしまうのはどうしてだろうか?

 

それは、グループ会社や、委託先のパートナー会社からプログラマーを派遣させ、一方では、SIerの社員はお客様先との接触や、打ち合わせ、定期的に行われている会議に参加しているだけのことが多い。

 

そして、そういう会社でのSEの仕事というのは、主に”雑談”である。

 

雑談が得意で、上司と仲良くできる会社員はそういう会社でうまく立ち回ることができるはずだ。

 

しかし、そういう仕事の仕方でよいのでしょうか?

 

↓(最近私が読んだ、仕事について考えさせられた良書だ。ぜひ自己投資して一読してほしい。)

ポスト平成のキャリア戦略 (NewsPicks Book)

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なぜあなたはSEになったのか?

・これからの時代、プログラミングを学び、手に職をつけて自由に仕事がしたい!

・自分でwebサービスを制作して、サイト運営をしつつ、フリーランスとしても働きたい!

・プログラムが書きたい!

 

上記の理由でSIerに入社したのであるならば、間違いなく、場違いな仕事に辟易としていることだろう。さっさと会社を辞めよう。(自分も1年以内で辞めるつもりだ。)

 

SEの主な仕事は仕様を決定し、あとは業務委託をして、他の会社のプログラマーたちに設計、製造、保守、運用などの仕事を任せ、自分は雑談か、お客様と打ち合わせか、チャットをしているだけだ。

 

これからの時代はフリーランス、転職の時代だといわれている。(まあアメリカと比べたら、日本はまだまだ終身雇用・年功序列の雰囲気だが。)

 

2020年の東京オリンピックのためなんとなく景気が良い気がしているが、そんなのが過ぎたら、いったいどれくらい景気が落ち込むんだろうか?

 

少子高齢化は進む一方で、東南アジア諸国の経済の急成長、そして、安価な労働の流入で追い込まれる日本人。AIの台頭で仕事と尊厳を奪われる不安。経済はますます悪くなりそうだとは思わないだろうか?

 

AIが成長すると、今度はAIを作る側(?)だったプログラマシステムエンジニアは仕事を奪われ、給料がかなり落ち込むと言われている。

 

もしかしたら、技術をつけることができないエンジニアたちは、仕事がどんどんなくなっていくのではないだろうか?なくなるまではいかなくとも、給料が下がることは間違いないだろう。(あるいは全然上がらないだろう。)

 

これからは”個”の時代が来ると言われている。

果たして、私たちは退屈な会社に居続けてよいのであろうか?

SIerに限らずとも、退屈な仕事や激務に耐えかねている会社員は多くいるはずだ。

 

ぜひ、Twitterやブログでフリーランスで稼いでいる方の発言を浴びましょう。

 

↓(ひろゆき氏はニコニコ動画YouTubeでもたまに放送をしているが、彼のような一攫千金を得ることができずとも、エンジニアであるならば、彼の思考を取り入れておくとよい。)

働き方 完全無双

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 ↓(かなりおすすめの良書。仕事が楽しくない、合っていない、退屈。という社会人はいかに脳が浸食されているかがわかる。ホリエモンの言うことが科学的に証明している。)

残酷すぎる成功法則 9割まちがえる「その常識」を科学する

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【プログラミングを始める方向け】プログラミングスキルを身につけたいならSESかWeb系ベンチャーを目指しましょう。(SIer経験者は語る)

どうも、就職する前の業務イメージが全然違っていて、困惑している某SEです。

 

近年では、AI技術の発展や、プログラミング教育について関心が高まっており、それに準じてIT技術者になりたいと考えている方も多いのではないかと考えまして、

私の経験談をここに綴っていこうと思います。

 

プログラミングスキルをつけたいのなら、大手を避けよ

これに関しては、皆さんが就職してから、最も失望しやすいところではないかと思いますが

 

もし、あなたがプログラミングスキルをつけて、いずれはフリーランスや転職がしたいとお考えでしたら、

大手のIT企業は避けたほうがよいでしょう。

 

というのも、どのIT企業も、V字モデル開発工程の説明をし、「私たちは広く要件定義から設計、製造をします」と言うだけで、実態を言うことがないからです。

 

大概のSI(システムインテグレーター)と呼ばれる、ソフトウェアの会社は、どこもV字モデルの開発工程を踏んで、システム開発を行います。

その中でも、上流工程と言われている要件分析や要件定義などの、顧客と話し合ってどのようなシステムを開発してほしいか。どういった機能を開発し、見積もるかを決定する工程が中心の会社は、新人からほぼプログラミングを行うことがありません。

 

こういった工程が大半を占めるSI企業は、プログラミングをあまりしない可能性が高いです。

会社によりますが、入社してから1年か2年の新人の間は、単体テストと呼ばれる、誰かが作成したシステムをテストする項目を作成したり、実際にテストをしたりすることから始まります。

 

そして、システム設計や人員の管理をするなどの業務にシフトしていきます。

 

ちなみに、システムを開発するということは、建物を建築することと似ていて、まずは顧客がどういった建物が建てたいのか?どういうイメージをしているのかをヒアリングするところから始め、その後、どれくらいの日数がかかるか?どれくらいの費用がかかるか?を見積もります。

 

そして、その見積もりや納期を決定したら、顧客の要望をまとめ、設計書を作成します。

建物だったら、どういった素材で、どういった構造か、何階建てか?などのようなことをドキュメントに落としますが、システム開発でしたら、Excelですべて作成しちゃいます。

 

そして、その設計書をもとに、プログラミングで製造し、テストをし、納品という工程を踏んでいくのです。

 

ちなみに、ほぼExcelでドキュメント化し、フォルダに収めて、管理しているので、パソコンに詳しくないという方は、せめてファイルの保管やフォルダの作成をして整理をしてみるとよいでしょう。私はパソコン操作が慣れておらず、ファイルの場所がどこかわからなかったり、フォルダをクイックアクセスにピン留めしておかないからいつも目的のファイルを見つけ出せないとかいろいろと苦労しています。(IT企業のファイルの多さは普段家のパソコンしか使ったことがなかった人からしたら驚愕することでしょう。)

 

IT業界は、主に建築業界と似ています。

 

といいますのは、大手の企業が顧客から開発依頼を受け、その後、他のパートナー企業に依頼をし、実際開発をしているのはパートナー企業の社員だったりします。

 

だから、大手のIT企業の社員は、そのパートナー企業の社員を管理しているだけという可能性が高いです。

 

ちなみに、どの企業もパートナーになる可能性がありますが、本当にプログラミングがしたいとか、スキルをつけたいというのでしたら、できるだけ大手よりも中小企業を選んだほうがよいでしょう。

 

人員の管理というのは、確かに人の上に立っているようで、しかも仕事を依頼している側だから収入はパートナーよりも高いですから、なんだかすごいような気がしますが、

このご時世、エンジニアとしてスキルを高めたいのでしたら、本当は、人員の管理よりも開発の技術やプログラミングスキルでしょう。

 

あなたはプログラマー35歳定年説という有名な言葉をご存知でしょうか?

 

プログラミングスキルというのは、開発の都度、言語が違ったり、開発環境が違ったり、そもそも場所が変わっていたりと、とても変化が多く、しかも技術も新しく追加・更新されていたりして、常にGoogle検索をしながら学ばなければなりません。

 

これが意外ときつく、25歳の私ですら、この流れが激流過ぎてきついと感じているほどです。(一般人の感覚ですから、あなたが一般人だったら同じ感覚を覚えるとは思いますが。。。)

ということは、40歳にもなったらこの流れについていける人も限られてくるのではないかということで、だいたいが、人員管理のほうに業務がシフトしていくと思います。

 

だから、最初から人員管理メインで仕事をしていくほうがよいのではないか?という考えを持つ方もいますし、やはりフリーランスしたい、中小企業やベンチャー企業に転職したいということでしたら、最初は大手よりも中小企業を目指したほうが良いかもしれません。

 

しかし、ベンチャー企業は、人数が少なく、資金も教育に割り当てる余裕がなく、未経験者を採用しているほど余裕がありません。

 

だから、もしあなたが未経験者で、少しだけ開発経験がほしいということでしたら、教育資金がある大手か中小企業に行くということも戦略の一つかもしれません。