皆さん、会社はお好きだろうか?
出世したいだろうか?
若い会社員は会社の同調圧力、将来が見えていることでそろそろ絶望をしている頃だろうか?
社会人数か月の筆者が、新鮮な感情のうちに記しておいたので、是非この悲痛な心の叫びを参考にしてほしい。
上司に従順な部下が出世する現実を悟り、絶望する。
出世する人は有能な会社員ではなく、上司から好かれる部下。
もちろん、仕事ができることで、出世する会社員は多くいる。しかし、実際はどうだろうか。多くのケースではタイトルの件が、あながち間違いではないことが証明される。
なぜなら、職場を見渡すと、少なからず、”仕事ができる”優秀な会社員ほど、上司とは会話をしていないからだ。
一方で、上司に従順で、そこに一生居続けようとしている部下。そして、上司の面白くもないようなジョークに適当にツッコミを入れて、笑いを勝ち取る部下。こういう会社員は上司から好かれやすい。しかし、仕事はどうだろうか?まったくもって仕事ができるような様子がない。
もし、会社で出世がしたいのだったら、上司から好かれるよう、会社に対して忠誠を誓い、人生を捧げる覚悟を持つほうがうまくいくだろう。
しかし、本当にそれが幸せというものであろうか?
以前の記事でも紹介した良書であるが、中でも特に私が重視した項目が、「人生とは”コントロール感”というものがあるだけで、まったくもって充実度が違う。」
という事実。
こんなことは誰もが直感や、今まで経験した学校や会社での過ごし方でわかることだろうが、もし、あなたが、人生に対してコントロール感を失っているのなら、それはあなたが、人生に対してコントロールを失っているという感覚さえも失われていることだろう。
本題に入るが、上司に好かれること。というのは、本当に幸せなことであろうか?
答えはNOだ。
上司から好かれ、仕事も適度に振られることで、一見は会社で適応している自分に酔いしれるだろうが、しかし、その代償はでかい。
上司から仕事っぽいことを振られ、そして、ニコニコして受け入れ、助言もよく聞く。
そして、上司が雑談に呼んでくれることは一見幸せだが、実はコントロールを失っている。
上司から好かれることは、自分がコントロールすることではないからだ。
もちろんコントロールが失われたら、我々はストレスを感じはじめ、そのストレスさえも感じなくなっていく。
そして、うわべだけの幸福度で人生があっという間に流れていく。
充実した人生が送りたいのであるならば
もっと自分に正直になることが大事だろう。
とはいうものの、自分に正直になることはどういうことか?
急激に上司に対して本音を語ることが正しいことか?
違う。もっと単純なことだ。
感情論や、精神論、考え方でどうなることではなく、我々はシンプルな構造で成り立っている。
『自分の人生をコントロールすることだ。』
であるならば、上司と仲良くすることや、職場に対して忠誠を誓うことだったり、理想の人物を演じ、レールの上を走ることから離れていく必要がある。
ということは、つまり、我々はもっと、文句を言われ、失敗を重ね、挫折を繰り返しながらも、それでも良いという感覚を持ち、実にゲームのような人生を送ることが望ましいということになっている。
自分の人生をコントロールし、自己責任で、望む人生を送ること。何がしたいかわからないからいったんは会社を辞めること。そして、たくさんの職を経験し、天職と言えるような仕事を見つけ出すこと。
日本人に求められていることは、こういう失敗をしても、誰かから文句を言われようが、自分のことをコントロールする感覚なのだろう。そして、実践していくことだろう。
私も肝に銘じ、実行していくことを考えている。
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↑この本は、今を時めく最強のサラリーマン、田端信太郎氏が書いた本。
サラリーマンながら、人生をコントロールしている姿は私たちを鼓舞するだろう。しかし、この本自体はなかなか中身が薄い。本屋で立ち読みして、田端氏のインタビュー記事をネットで検索し、この人自身を知ることが有益。
まとめ
- 大切なことは、『人生のコントロール感』。
出世し、裁量権が増えることでコントロールすることができることはあるが、若いうちは、そんなことよりも、考え方を知ること。
- 本を買って自己投資を怠らないこと。
上記の本だけでなくてもいい。とにかく会社にへばりつくだらだらした空気に慣れてしまわないうちに、自己投資をしてほしい。
- いつでも転職ができるスタンスでいること。
”いつでも辞められる”という感覚は、上司に無理して笑顔を振りまく必要がなくなる大切な考え方だ。
転職をしていつでも辞められるんだ。数か月ニートしたって構わない。汎用性の高いスキルを身に着けよう。そう考えてほしい。
以上、転職をしようと決意してから、そこまで会社が苦ではなくなった社会人が送る言葉だ。