nao's 思考整理ログ

エンジニアとしての成長メモ

ひきこもりが就活成功『僕がどうしてIT業界に行きついたのか。』【経緯を語る】

僕はSE(システムエンジニア)として働くことを決意し、IT企業に内定承諾書を提出したところだ。(まあまだ就活は続けていくつもりだが。)

しかし、就活が始まったのは2018年卒だと3月から情報公開解禁で6月には面接が解禁していたので、僕が内定をもらったのが10月半ばであることを考えると結構遅い。

どうしてここまで就活がてこずったかというと、僕は6月までずっと営業職として企業を回っていからだ。

僕は法学部卒で専門的な知識もない。かといってこれがしたいというわけではなかったため、何も考えずに何となく営業として働くんだろうなって思って就活をしていたが、社会はそう甘くはなかったようだ。ことごとく面接で落ち、自信もなくなったし、本当に会社で働く意味があるんだろうかとも思っていた。

そうやって面接を受けていくうちにとうとう6月半ばで持ち駒が尽き、僕は引きこもった。

『どうして受からないんだろう・・・』『何がいけないのだろうか、もしかしたら自分が気づいていないだけで、社会に出られないくらい人として劣っているのだろうか?』と、もうどうにでもなれ状態だった。

heavenzdoor.hatenablog.com

そうこうしているうちに9月になり、僕が志望していた電機、自動車、機械メーカーはほぼほぼ追加募集さえも終えていた。

親にとうとう祖父からの縁故で商社の営業として採用してもらうよう告げられたが、僕はどうしても商社だけは納得がいかなかった。好きでもない営業で激務で、なんか体育会系気質なおじさんや同僚たちと働くのだけはごめんだった。(実はかなりホワイトで高給で飛び込みがない会社だったらしいがw)

そこで僕は親に言われて働くのだけは勘弁だったし、せっかく40年も働くのだから、自分で選んで働くほうがいいというのはわかっていたから、就職サイトでまだ募集している会社を片っ端から応募していった。しかし、もちろんある程度ブラックじゃないところがいいのでパチンコ業界とか飲食は避けて、今まで全く見向きもしなかったIT業界を見てみることにした。

当時ITなんてどこもブラックだろうと考えていた僕はとりあえずスカウトメールが送られていたニフティという会社の説明会に行ってみた。ニフティについては法学部の情報法を受けていて過去に大きな事件があったことでレポートとして書いていたから知っていたが、確かニフティサーブ事件という掲示板の訴訟があったことで有名だったはずだということで、そこまで小さな会社じゃないだろうということで興味本位で受けてみた。

 

そしたら、結構採用ホームページが充実していて、オフィスも華やかで、働いている人たちもなんだかホワイトでのびのびしていますって感じだった。(調べてみたらネット評判もなかなかホワイトだし、高給なweb・通信ITとして有名だったらしい。)

採用ホームページの卒業生紹介コーナーみたいなところでニフティに3~5年間新卒で働いて独立した3人のインタビューがあったのだが、僕はそれがすごく良い刺激となったと思う。多分これがITを目指したいと考えたきっかけだと思う。

まず、ニフティを3年で独立してクラウドソーシング事業として『ランサーズ』を創業した秋好陽介さんの記事がすごくおもしろかった。というか何か顔が好きだった。ホモか?俺は。

 

どうしてかというと、この方は学生時代にパソコンでインターネットビジネスをしていてプログラミングで稼いでいたというから驚いた。

僕がサークルとかつまらないコンビニのアルバイトで消耗していた一方でこの方は好きなことで好奇心を仕事にしてしかもお金を稼いでいたのだ。

結局ニフティではエンジニアとして採用されたらしく、本当はディレクターや企画をしたかったから独立をしたというのだが、まあ詳しくはサイトからどうぞ。

listen-web.com

僕はこの人のような生き方にとても魅かれた。

あとはニフティはてなクックパッドと転職をして、今は取締役員として働いている方もいて、僕はこの二人の働き方をすごく魅力的で大発見だと感じた。まるでコロンブスアメリカ大陸を発見したかのような衝撃と同じように、僕の就活という先が見えない航海で新しいワークスタイルを発見したかのようだった。

 

僕はすかさずIT業界について深く調べた。そして、どうやらweb業界が誕生してから20年しか経っておらず、40代以降のキャリアさえもよく分かっていないような業界が今人手不足ということで難航しているらしいことがわかった。

これはもったいない!どうしてこんなに面白そうな業界が人手不足なんだろうか?

こんなに面白そうな業界はさっさと他の人が見つけてとうの昔に雇用なんか埋め尽くされていて、スペシャリストしか生き残れないのかと思っていた。

しかも、採用活動が大手サイトを介さず、paiza就活とか、Greenとかindeed、job find などなど聞いたとがないようなサイトから多く採用をしているらしいことがわかった。

 

なるほど、だから就活生はみんなこんなに面白そうな業界に気づかないのか!(まあ実際はみんな分かっていたのだろうけどw)

あとは、youtubeとかブログでよくプログラマーやエンジニアの方が情報を落としていて、すごくためになることばかりで、しかも自由な働き方をしていることがわかった。

あと、2ちゃんねる掲示板を立てたひろゆきライブドアの創業者であるホリエモンが対談している記事や本、youtubeがたくさん公開されており、僕はそれを聞くのがたまらなく大好きだった。

『なんてITって面白いんだろうか!』こんなふうに希望を見出せたのは僕が浪人していた頃に第一志望校の模試の評価がAだった時と同じくらいだった。

 

まあ、僕がITを目指して、とくにwebの開発が興味があって、今Javaの独学をしているところなんだがこれがなかなか面白い。

浪人の頃に英語の勉強が好きだったのだが、まさにそれと一緒の感覚だった。もう早く開発がしたくてたまらない。理解をしていく時間がもったいないくらいだ。(いや、正確には理解をしなければいけないのだが。でなければ開発もできないしw)

 

いつか独立をして会社を立てたいとも考えているが、まあ今のところはよくわかっていない。しかしただ言えることは、プログラミングだけ勉強してもいいのだが、他にも営業力とかマーケティング感覚とか、経済やビジネスに対する関心も高まっている。

特に起業をするのなら、人を組織する能力だったり、仮説検証力も高めなければならないだろう。

こういったことをどんどん吸収したいという知的好奇心が絶えず僕の心をワクワクさせている。

プログラミングも好きだし、技術があれば他の能力やスキルもつけて何でもできるじゃないかという柔軟な思考にしてくれるのがIT業界であり、web業界であり、プログラマーであると直感で感じている。

 

数か月前はあんなに自信もなくて未来が見えていなくて、引きこもっていた僕が天職じゃないかとも思えるようなプログラマーシステムエンジニアという職種に出会い、起きている間は頭が冴えている状態だ。寝る時間も惜しいくらいだ。

 

僕は最初から営業なんか肌に合っていなかったのだ。もっと言ってしまえば、事務職なんか僕の目指すところではなかったと今更ながら思う。1年間くらい就活をして金融のインターンも2社くらいいって、社員とも懇談会で話したり、やっぱ違うからメーカーの総合職だと思って、何社も落とされたり、色々悩んだ挙句たどり着いたこの職種。

技術職は僕にとって幼少の頃から肌に合っていたのかもしれない。(まあただ、数学と化学はちんぷんかんぷんだったから文系に行ったのだがw)

 

小さい頃からアリの巣を見つけてはじっと2時間くらい観察していたり、幼稚園の頃は科学とか宇宙、昆虫の図鑑をずっと読んでいたり、小学1年くらいで教えてもらった将棋で友達と切磋琢磨し、どうしても勝ちたいから定跡書や詰将棋、おじいしゃんと泣きながら何回も対局していたり、黒曜石を削って矢先に付け、弓矢を作ったりとか(これめっちゃ危なかったw)・・・etc

多分僕は昔から何か没頭したかったのだろう。そして誰かに打ち勝ちたいという心もあって、そのための耐久的思考力、探求心と知的好奇心と創造意欲がものすごく溢れ出ていた。

しかし、いつしか、中学くらいから部活と勉強で一番になること、県内一番の高校に行くこと、高偏差値の大学に行くことが目標になっていて、結局僕が本来やりたいことがわからなくなっていた。

 

ということで、僕は技術職が向いていると考えていたのでシステムエンジニアはかなり肌に馴染んでいるように思う。(プログラム言語の勉強は英語の勉強に似ているような気がするから・・・?w)

 

僕の生い立ちとか興味ないかもしれないが、是非とも文系大学生で就活がうまくいかない学生は、どうか営業だけが仕事だと思わないで勉強を頑張ってほしい。

 

あとこれを多分途中飛ばしているけど最後まで読んでくれた読者の方には何らかの共感をしてほしいのと、何かしらのアドバイスがほしい。